廃線跡探訪 ~野江の七曲り その1
夏の猛暑も和らぎ、心地よい秋風が吹く季節になりました。
廃線跡を歩きたくてうずうずしていたものの、暑くて出不精になっていましたが、
昨日、蒲生信号所-土居間の旧線跡を歩いてみました。
土居で下車した私は、線路沿いに歩き、
内環状線の歩道橋を渡ったところで、京阪の高架をくぐります。
ここで、土居の方を振り返ります。

京阪の高架に併走している左側の道が旧線跡と思われます。
この場所から南を向くとこんな感じです。

この道が京阪の旧線跡です。
この道を歩いて行きますが、新線に切り替わって約80年。
道路脇にも目をやりますが、廃線跡であることを示すものは何も見当たりません。
そして、滝井の駅前で旧線跡の道は途切れます。
京阪の今年のDVDでも紹介されていたこの建物(地点①)。
先ほどの旧線跡を塞ぐかのように旧線跡の道と垂直に立っています。
交差点とはいえ、隣の民家は道に沿って建っているのに、
この建物はみちに対して斜めに経って建っています。
この建物の右手には関西医大滝井病院があり、
この建物の裏は病院の駐車場になっています。
この先は廃線跡に建物が建っていて通行できないため、
迂回してこの建物の裏手、廃線跡の先へ足を進めます。
道路と斜めに交差する廃線跡と思われる路地に出くわします(地点②)。
帰宅後、地図で確認すると、この路地の横の建物こそが廃線跡のようです。
建物の写真を撮ってこなかったのが、悔やまれます。
一方、この先は・・・というと
やはり廃線跡に沿って斜めに家が建っています。
右隣の家が道路と並行なのに対し、
左側の家は約45度傾いて建っています。
家の前のガレージの形状を見ていただくと一目瞭然ですね。
この先はまたしても道がないので、迂回して斜めの建物を探します。
斜めの家を発見。
しかもその奥にも一直線に斜めに家が建ち並んでいます(地点③)。
この先には1階に診療所の入ったマンションが建っています。
こちらも手前の駐車場と建物の位置関係を見ていただくと
道路に対して斜めに建っていることがおわかりいただけるでしょうか。
診療所の入っていたマンションの裏側にまわってきました(地点④)。
マンションの裏手も旧線跡に沿って新しい家が建っています。
右隣の民家と比べていただくと、このマンションや新しい家が
斜めに建っているのがわかっていただけるでしょうか。
ただ、この先は斜めに建っている建物が見当たらず、
旧線跡を見つけるのに難儀しましたが、
建物に囲まれた一角に空き地があり、そこからのぞき込むと・・・
奥に1軒だけ斜めに建っている家を見つけました(地点⑤)。
この辺りは区画整理で道に沿った形で家が建て直されているようでしたが、
その裏側に何とか痕跡を見つけることができました。
その先はパチンコ屋さんになっていました(地点⑥)。
この先で商店街を突っ切るのですが、あまり痕跡がなく、
しかもアーケードに入ってしまうと方向がわからなくなり、
しばし商店街で迷子になってしまいました。
続きは次回にさせていただきたいと思います。
今回紹介したエリアの地図です。
緑の線が旧線跡と思われます。
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コメント
路線変更から70年以上も経過していたらもう線路の痕跡などありませんね。
でも住宅地図などを見ていると線路跡の部分だけ不自然に斜めになっていることがよくわかります。
これはJTBで発行されている本でも紹介されていましたが
本を読むまで我々地元の人間でも知りませんでした。
最後に紹介されているパチンコ店ですが
ここは5年ほど前までダイエーのディスカウントストアであるトポスがあった場所です。
投稿: えびちゃん | 2010年10月 7日 (木) 18時45分